あなたは本当に理解している?「カネ」の本質と、これからの世界の流れ
やる夫が儲けるようです 第三部 最終話
これを読みました。
軽くまとめると・・・
現在「カネ」は実態を帳簿上の存在になっている。
「カネ」が金と交換されなくなったことによって、これは始まった
これで、どうなるかというと、
人々が「〇〇が欲しい」と思うと、そこに幻想の価値観が生まれ、そこに取引の媒介物である「カネ」が生まれる
____
/ \
/ ─ ─ \ なるほど、そういうことだったのかお・・
/ ,(●) (●)、\
| (__人__) | 有限の物と切り離され、その限界を突破した、
\ ` ⌒´ / 概念としての「カネ」は、
もはやどこにでも発生し放題なんだお・・・
____ ,
/ \ -
/ ― ― \`
/ (●) (●) \ とすると、「値上がり」「値下がり」も・・・?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/ ,ィ,.イ /リノノ l !
'ィ /__ ' i iノ
{ r 、i ‐i ̄ `iー'r ‐= !'゙ ああ、そのたびにカネが
ヽl i),゙ ゙ー─' iー-イ ! 「発生」し「消滅」しているのさ。
ヾi_ ' 、__ ' /゙ 株式市場をイメージするとわかりやすいかもね。
| ヽ - / 日経平均株価が下がったら、
,rl. _ ヽ、___,ィ、 そのぶんのカネが、
_,.. -‐, =ヽt' _゙二二ニ'ィノヽ、_ 世の中から忽然と「消えて」しまうんだ。
____
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ヽ__\) ;;;;)
/ (─) (─ /;;/
| (__人__) l;;,´ カネってものすごくいいかげんに発生して、
/ ∩ ノ)━・'/ あっというまに消えていくものなのかお・・・
( \ / _ノ´.| |
.\ " /__| |
\ /___ /
/ r'i ヽ そうだ。
/ / /ノ. | | だから人々の期待感さえあれば
|/ / ヾ、、 | どんなものに対しても
ヽ /_ , -─ヽ、. | 「カネ」は無限に発生しうるし、
``lr‐‐、__r'´ ̄ヽ__ヽ_ !
ヽ-‐l ヽ--‐' 'r l / ひとたび期待と興味が失われれば
| l ノ | 「カネ」は急速にしぼんでいく。
| ` __, /|ノ 土地しかり、株式しかり。
|  ̄ / | この現象を
ヽ___/ ._!、 「バブル」なんて呼んだりするな。
fi_, -‐'` ̄r‐‐' \
,. --ヽ-‐=ニ/ 〃 \
取引の媒介物である「カネ」が増えすぎることにも問題がある。
それは、人の消費は「カネ」の増加に伴って自動的に増えるわけじゃないってこと。
いったん倒産しちゃった会社だけど、自動車会社のGMは 「消費が無いなら、消費を作り出してしまえ」戦略をとって大成功した。
マス・メディアを通じて、大衆にばんばん新しい購買意欲を募らせて、 かつては必要なかったものを次々に買わせていく。そうやって絶え間なく、消費を作り出していくんだ。 ・・・カネが膨らんで行っているあいだはね。
引用以上
これを読んで思ったのは、
先進国は、「人が欲しいと思うモノ」を作るのが難しいってこと。
理由は、カンタン。先進国にはモノやサービスが有り余っているからだ。
ほんで、
だから、先進国は不景気なんじゃないかって気づいた。
「人が欲しいと思うモノ」が生まれなければ、「カネ」は生まれない。
国の経済成長率を知るには、みんな知っている通り、GDPをみるのが一般的だ。
GDPは、「カネ」の量を示すものだ。
さらに、
成長率は前の年の「カネ」の量と、今年の「カネ」の量を比べたものだ。
ほらね。
「人が欲しいと思うモノ」が作りにくい先進国ほど、経済成長率って低迷してるでしょ?
こんなにシンプルなことに今まで、気づいていなかった自分に驚く。
「人が欲しいと思うモノ」にしか「カネ」は動かないし、生まれない。
発展途上国が成長する理由は、
まだまだ人間が生きていくのに必要なものが足りていないから。
「欲しい」が生まれやすくて、その分「カネ」も生まれやすいのだ。
これから先進国にすむ人が「カネ」を得るためには(経済的に成長していくためには)、「人が欲しいと思うモノ」を常に生み出していかないといけないんだろう。
既に市場にある「必要なモノ」を流通させているだけじゃ「カネ」が増えないから、経済成長もしない。
しかも
「必要なモノ」を提供するだけなら、すでにそのノウハウはあるから安い労働力がこれを担うようになってしまう。
先進国の人間は、「人が欲しいと思うモノ」を作らなければ、
職も奪われてしまうようになったのだ。
先進国にすむ人は、発展途上国に比べて豊かな生活をしている分、「人々が欲しいと思うモノを作り続ける」という、より難しいことをしなくちゃいけなくなったのだ
じゃあ、どうすれば「人々が欲しいと思うモノを作り続け」られるの?
って問題については、またおいおい記事にしたいと思います。
拙い文章で申し訳ありませんでした。
若造の猿知恵 という名前にふさわしい駄文でしたが、第一回の記事としてはこんなもんでしょう。
これからも皆さんのお目を拝借する機会があるとは思いますが、
よろしくお願いします。